top of page

クライミングの休養日の過ごし方|完全休養とアクティブレストの使い分け

「休養日って、結局何をすればいいんだろう」——真面目にクライミングへ取り組んでいる人ほど、こう悩んだ経験があるのではないでしょうか。クライミングの休養日の過ごし方は、その日の疲労度や体の状態によって変えることが大切です。

家でゴロゴロして完全に体を休めた方がいいのか、それとも軽く体を動かして血流を促した方がいいのか。実はこの2つ、どちらが正解というわけではなく、その時々の体の状態や目的によって使い分けるべきものです。休養日の過ごし方を誤ると、疲労が抜けきらないままトレーニングを再開してしまい、伸び悩みや怪我のリスクを高める原因にもなります。

この記事では、「完全休養」と「アクティブレスト」の違いと、それぞれをどんな場面で使い分ければいいのかを解説します。今の自分の体に合った休養日の過ごし方を見つける参考にしてください。

クライミングの休養日に仲間とリラックスして過ごすクライマー

「完全休養」と「アクティブレスト」の違い

まずは、この2つの休養方法がそれぞれどういうものか整理しましょう

クライマーの休養方法「完全休養」と「アクティブレスト」の違いを比較した表

どちらも「疲労を回復させる」という目的は共通していますが、体の状態によって適した方法が異なります。

完全休養が向いているケース

完全休養日にしっかり体を休めるクライマー

以下のような状態のときは、無理に体を動かさず、完全休養を優先しましょう。

  • 慢性的な疲労感が強く、日常生活にも影響が出ている

  • 腱鞘炎や指の怪我など、特定の部位に痛みや炎症がある

  • 睡眠不足が続いており、体の回復が追いついていない

  • オーバートレーニングのサインが複数当てはまる

特に、痛みや炎症を伴う怪我からの回復期は、軽い運動であっても患部に負担をかけてしまう可能性があるため、完全休養を選ぶべきタイミングです。

アクティブレストが向いているケース

アクティブレストで軽く体を動かすクライマー

一方で、以下のような状態であれば、軽い運動を取り入れるアクティブレストが効果的です。

・通常のクライミング後の、一般的な筋肉疲労がある

・体を動かさないと逆にこわばりや重だるさを感じる

・痛みや炎症はなく、単純な疲労回復を目的としている

・気分転換も兼ねて、軽く体を動かしたい

アクティブレストで意識したいのは「追い込まない」ことです。心拍数が大きく上がるような運動ではなく、あくまで軽く汗をかく程度、血流を促す程度の強度にとどめましょう。

アクティブレストの具体的なメニュー例

アクティブレストとして軽いストレッチを行うクライマー

・20〜30分程度のウォーキングや軽いジョギング

・全身を伸ばすゆったりとしたストレッチやヨガ

・負荷の軽い水泳や水中ウォーキング

・前腕・指先の血行を促す軽いマッサージ

いずれも、翌日に疲労が残らない程度の強度で行うことがポイントです。「休養日なのに疲れてしまった」という状態になっては本末転倒です。

クライミングの休養日の過ごし方|休養日の頻度はどれくらい?

クライミングの休養日の頻度を確認するクライマー

休養日の頻度は、トレーニング強度や個人の回復力によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。

トレーニングスタイル

休養日の目安

週3〜4回の通常クライミング

週1〜2日の休養日

フィンガーボードなど高強度トレーニングを併用

週2日以上、うち1日は完全休養

怪我明け・オーバートレーニング傾向

週2〜3日、状態に応じて完全休養を優先

休養日を「サボり」と捉えず、トレーニングの一部として計画的に組み込むことが、長期的なパフォーマンス向上につながります。

休養日に見直したいその他の要素

運動の有無だけでなく、休養日には以下の要素も見直しておくと、回復の質がさらに高まります。

・睡眠:質・量ともに、回復の中心となる最も重要な要素です。

・食事・栄養:タンパク質やビタミン、鉄分などの摂取を意識しましょう。

・水分補給:血行や代謝の維持に欠かせません。

・メンタルの休息:クライミングのことを一旦忘れ、リフレッシュする時間も大切です。

休養日は「体を休める日」であると同時に、「次のトレーニングの質を高めるための準備の日」でもあります。

まとめ

休養日には「完全休養」と「アクティブレスト」の2種類があり、どちらが正解というわけではなく、自分の疲労度や体の状態に応じて使い分けることが大切です。強い疲労感や痛みがあるときは完全休養を、通常の筋肉疲労であればアクティブレストを選ぶことで、効率よく回復し、次のトレーニングの質を高めることができます。休養日を「何もしない日」ではなく「回復のための日」として、意識的に取り入れてみてください。

よくある質問(FAQ)

Q. 休養日は完全に何もしない方がいいのですか?

A. 疲労度や体の状態によります。強い疲労や痛みがある場合は完全休養が適していますが、通常の筋肉疲労であれば軽く体を動かすアクティブレストの方が回復を促す場合もあります。

Q. アクティブレストとして、どれくらいの強度で運動すればいいですか?

A. 翌日に疲労が残らない程度、軽く汗ばむくらいの強度が目安です。心拍数が大きく上がるような激しい運動は避けましょう。

Q. 休養日は週にどれくらい必要ですか?

A. 一般的には週1〜2日が目安ですが、トレーニング強度や怪我の有無によって異なります。高強度トレーニングを行う場合は週2日以上を推奨します。

Q. 怪我をしている場合、アクティブレストはしても大丈夫ですか?

A. 患部に負担がかからない範囲であれば問題ない場合もありますが、痛みや炎症がある場合は完全休養を優先し、不安な場合は医療機関に相談してください。

Q. 休養日にクライミング以外の運動をしてもいいですか?

A. 軽い有酸素運動やストレッチであれば問題ありません。ただし、別のスポーツで強い負荷をかけてしまうと、休養の意味が薄れてしまうため注意しましょう。

HANÉKA紹介

休養日は、指先や手のコンディションを整えるのにも良いタイミングです。クライミングをしない日だからこそ、じっくりと保湿ケアに時間をかけられます。

クライマー向けハンド&フィンガークリーム「HANÉKA」は、ベタつきにくいテクスチャーで、指先までしっかり保湿できるのが特徴です。休養日の夜、しっかり保湿してから眠ることで、翌日以降のコンディションを整える習慣として取り入れているクライマーもいます。

回復そのものを促進するものではありませんが、休養日のセルフケア習慣の一つとして、無理のない範囲で活用してみてください。

クライミングをもっと快適に楽しむためのケア方法や、新商品・キャンペーン情報をLINE公式アカウントで配信しています。

・指皮ケアについてもっと知りたい方はこちら:

参考情報

本記事の内容は、以下のような分野の一般的な情報を参考にしています。個別の体調や怪我については、必ず医療機関・専門家にご相談ください。

  • スポーツ医学分野における疲労回復・アクティブレストに関する一般的な知見

  • 睡眠と運動パフォーマンスの関係に関する研究知見

  • トレーニング負荷管理・休養設計に関する専門家・トレーナーの見解


コメント


bottom of page