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ボルダリングで重心移動がうまくできない原因は?体重を乗せるコツ

10月3日
読了時間: 6分

更新日:10月4日

「重心移動を意識しよう」——ボルダリングの解説でよく聞くアドバイスですが、実際に「どうやるものなのか」がピンとこないまま、なんとなく登り続けている人は少なくないのではないでしょうか。

重心移動は、言葉で説明されてもすぐに体で理解できるものではなく、多くのクライマーがつまずくポイントの一つです。この記事では、重心移動がうまくできない原因を整理し、体重をしっかり乗せる感覚をつかむための具体的なコツと練習方法を解説します。

ボルダリングの重心移動のコツは、腰の位置を意識し、足に体重を乗せてから次の動作へ移ることです。

重心移動を意識してボルダリングをするクライマー

そもそも「重心移動」とは何か

重心移動とは、自分の体の重さの中心(重心)を、次に進みたい方向やホールドの近くへ意図的に動かすことを指します。腕の力だけで体を引き上げるのではなく、体全体の位置を変えることで、次のホールドに届きやすくしたり、バランスを保ちやすくしたりする、クライミングの基本技術の一つです。

重心移動がうまくできない主な原因

重心移動がうまくいかず腕力に頼るクライマー

①「重心」という感覚がそもそも掴めていない

重心移動は目に見えるものではないため、頭で理解していても、実際にどう体を動かせばいいのか分からないという人が多くいます。

②腰の位置を意識できていない

重心移動の多くは、腰(骨盤)の位置を動かすことで実現します。腕や足の動きにばかり意識が向き、腰の位置への意識が抜け落ちていると、重心移動がうまく機能しません。

③足への荷重が不十分

重心を移動させるには、まず足にしっかり体重が乗っている必要があります。足への荷重が不十分だと、重心を動かす土台が不安定になり、うまく機能しません。

④手を伸ばすタイミングが早すぎる

重心を移動させる前に、先に手を伸ばしてしまうと、腕の力に頼った動きになってしまいます。重心移動とホールドへのリーチには、正しい順番があります。

ボルダリング重心移動のコツ|体重を乗せる感覚をつかむ

腰の位置を意識して重心移動するクライマー

①「腰から動く」意識を持つ

手を伸ばす前に、まず腰の位置を動かすことを意識してみましょう。腰が先に動き、その後に腕がついていくというイメージです。

②足にしっかり体重を預けてから動く

次の動作に移る前に、今乗っている足にしっかり体重が乗っているかを一度確認する習慣をつけましょう。この「乗せる」感覚が、重心移動の土台になります。

③重心の方向を意識する

  • 横方向のホールドを取る場合:腰を横にスライドさせる

  • 高い位置のホールドを取る場合:重心を上方向に持ち上げる

  • 遠いホールドを取る場合:体を壁に近づけながら、重心を前方に運ぶ

目的地によって、動かすべき重心の方向は変わります。漠然と「重心移動」と考えるのではなく、「どの方向に動かすべきか」を具体的にイメージしましょう。

④ヒップムーブ(腰の回転)を取り入れる

体をひねりながら腰を回転させることで、遠いホールドへのリーチを稼いだり、腕への負担を減らしたりすることができます。慣れないうちは、易しい課題で腰の回転を意識的に使う練習をしてみましょう。

重心移動の感覚を養う練習方法

重心移動を確認しながら練習するクライマー
ボルダリングの重心移動を練習する4つの方法と内容をまとめた表。スロークライミング、手を使わない重心移動練習、鏡や動画でのフォーム確認、経験者の動きの観察。

特に「手を使わない重心移動練習」は、腕に頼らず体の中心で動く感覚を養うのに効果的です。易しい課題で試してみましょう。

重心移動ができるようになるとどう変わるか

重心移動を活かしてクライミングするクライマー

重心移動が身につくと、以下のような変化が期待できます。

  • 腕への負担が減り、疲れにくくなる

  • リーチが多少足りなくても、体の使い方でカバーできる場面が増える

  • ムーブ全体がスムーズになり、無駄な力みが減る

  • 一つ一つのムーブに、より多くの選択肢を持てるようになる

重心移動は、地味に見えて、クライミングの効率を大きく左右する土台となる技術です。

まとめ

ボルダリングで重心移動がうまくできない原因は、感覚のつかみにくさ、腰の位置への意識不足、足への荷重不足、動作の順番の乱れなど、いくつかの要因が重なっています。手を伸ばす前に腰から動く意識を持ち、足にしっかり体重を乗せてから次の動作に移ることを習慣化することで、少しずつ感覚がつかめるようになっていきます。スロークライミングなどの練習を通じて、腕力だけに頼らない効率的な登り方を身につけていきましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 重心移動の感覚はどれくらいの練習で身につきますか?

A. 個人差がありますが、意識的な練習を数週間〜数ヶ月継続することで、少しずつ感覚がつかめてくることが多いです。

Q. 重心移動を意識すると、逆に動きがぎこちなくなります。

A. 慣れないうちはよくあることです。まずは易しい課題で、ゆっくりと重心の動きを確認する練習から始めてみましょう。

Q. 重心移動と足残しは関係がありますか?

A. 密接に関係しています。足にしっかり体重を乗せられていないと、重心移動そのものが不安定になり、足も外れやすくなります。

Q. ヒップムーブはどんな場面で使えばいいですか?

A. 遠いホールドへのリーチを稼ぎたい場面や、腕への負担を減らしたい場面で活用されることが多い技術です。易しい課題で練習を積んでみましょう。

Q. 重心移動が上手い人と下手な人、何が一番違いますか?

A. 手を伸ばす前に、腰や重心をどれだけ意識的にコントロールできているかという点が、大きな違いになることが多いです。

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参考情報

本記事の内容は、以下のような分野の一般的な情報を参考にしています。

  • クライミング技術指導における重心移動とヒップムーブに関する専門家の見解

  • スポーツバイオメカニクス分野における身体の重心と動作効率に関する一般的な知見

  • クライミング初心者向けの基礎技術習得に関する情報

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