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ボルダリングのリーチ不足を攻略するには?小柄なクライマーの登り方

2 日前
読了時間: 6分

「あの人は簡単そうに届いているのに、自分は同じホールドに手が届かない」——身長やリーチに差があるクライマー同士が同じジムで登っていると、こうした場面に何度も直面します。特に小柄なクライマーにとって、リーチ不足は避けて通れない悩みの一つです。

しかし、リーチが足りないからといって、その課題を諦める必要はありません。体の使い方や課題への向き合い方を工夫することで、リーチの差をある程度カバーすることは十分可能です。この記事では、小柄なクライマーがリーチ不足を攻略するための考え方と具体的な方法を解説します。

リーチが足りず遠いホールドに挑戦する小柄なクライマー

リーチ不足はなぜ不利に感じるのか

課題によっては、設定されているムーブが「標準的な身長・リーチ」を前提に作られていることがあります。そのため、身長やリーチが平均より小さいクライマーにとっては、同じホールドを使っていても、以下のような不利が生じやすくなります。

  • ホールド間の距離が、相対的に遠く感じられる

  • 大きなムーブ(ランジなど)が必要になる場面が増える

  • 体を伸ばしきった状態での保持力が求められやすい

ただし、これは「小柄だと登れない」ということではなく、「同じムーブでは届きにくい」というだけの話です。多くの場合、別のアプローチによって解決できます。

ボルダリングのリーチ不足を攻略する基本の考え方

中間ホールドを活用して登るクライマー

①中間のホールドやフットホールドを積極的に使う

設定されたムーブが遠すぎる場合、周辺にある中間サイズのホールドや、想定されていないフットホールドを使うことで、距離を縮められることがあります。ルールで禁止されていない限り、積極的に活用しましょう。

②体の向き・重心を工夫する

体をひねる、腰を壁に近づける、足の位置を変えるといった工夫によって、同じ体格でもリーチを実質的に伸ばすことができます。まっすぐ手を伸ばすだけでなく、体全体の使い方を見直してみましょう。

③タイミングを使ったムーブ(デッドポイントなど)を取り入れる

デッドポイントを使ってリーチを補うクライマー

静止した状態で届かない距離でも、体の勢いや重心移動のタイミングを利用した「デッドポイント」というムーブを使うことで、届く場合があります。これは、力任せのランジとは異なり、タイミングと軌道の精度がポイントになる技術です。

具体的な攻略テクニック

リーチを補う5つのクライミングテクニックを紹介する図

これらのテクニックは、リーチだけでなく、クライミング全般の技術向上にもつながるため、身長に関わらず習得する価値のあるムーブです。

柔軟性を高めるトレーニング

体の柔軟性を高めることも、リーチ不足をカバーする有効な手段です。

  • 股関節周りのストレッチを日常的に取り入れる(ハイステップやドロップニーの可動域が広がる)

  • 肩甲骨まわりの柔軟性を高めることで、体をひねる動作がスムーズになる

  • 体幹の柔軟性・可動性を高めるヨガなどを取り入れるクライマーもいる

柔軟性が高まることで、同じ身長でも「使える範囲」が広がり、結果的にリーチの差を補いやすくなります。

課題との向き合い方を見直す

課題に対して別のアプローチを模索するクライマー
  • 「設定されたムーブ通りに登らなければいけない」という思い込みを手放す(コンペなどルールがある場合を除く)

  • 届かないホールドに固執せず、別のアプローチがないか探す時間を大切にする

  • 上級者や指導者に、自分の体格に合ったムーブのアドバイスをもらう

  • 「自分の体に合った登り方」を見つけることを、ポジティブな挑戦として捉える

リーチが足りないことは、決して「不利なだけ」ではありません。工夫を重ねる過程で、体全体の使い方や柔軟性、タイミングの精度など、多くのクライマーが見落としがちな技術を磨くきっかけにもなります。

まとめ

リーチが足りずホールドに届かないという悩みは、多くの小柄なクライマーが経験するものですが、体の使い方やムーブの選択によって十分にカバーできます。中間ホールドの活用、体のひねりや重心移動、デッドポイントなどのタイミングを使ったムーブ、そして柔軟性のトレーニングを組み合わせることで、リーチの差を埋めていくことができます。「届かないから無理」と諦めず、別のアプローチを探す姿勢そのものが、クライミングの技術を大きく伸ばすきっかけになります。

よくある質問(FAQ)

Q. 身長が低いとグレードアップは難しいですか?

A. リーチが必要な特定のムーブでは不利に感じる場面もありますが、体の使い方や技術でカバーできることが多く、身長だけがグレードアップを決める要因ではありません。

Q. デッドポイントは初心者でも練習できますか?

A. 基本的な体重移動やタイミングの感覚を養う必要があるため、易しい課題から段階的に練習することをおすすめします。

Q. 中間ホールドを使うのはずるいことですか?

A. フリークライミングやボルダリングの練習においては、自分に合ったムーブを見つけること自体が技術の一部と考えられています。競技やルールがある場面を除き、積極的に活用して問題ありません。

Q. 柔軟性トレーニングはどれくらいの頻度で行えばいいですか?

A. 明確な決まりはありませんが、クライミング前後のストレッチに加え、週数回の柔軟性トレーニングを継続的に取り入れると効果を感じやすいとされています。

Q. リーチが長い人にはリーチが長い人ならではの悩みもありますか?

A. あります。リーチが長い人は、逆に体を縮めて使うムーブや、繊細な足の使い方が苦手になりやすい傾向があるともいわれています。体格による得意・不得意はお互いにあるものです。

HANÉKA紹介

体の使い方を工夫しながら課題に向き合う中では、指先のコンディションを整えておくことも大切です。 特にデッドポイントなど、瞬間的に指先へ力がかかるムーブを繰り返す日は、クライミング後のケアも意識してみましょう。

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参考情報

本記事の内容は、以下のような分野の一般的な情報を参考にしています。

  • クライミング技術指導における体格差とムーブの選択に関する専門家の見解

  • スポーツバイオメカニクス分野における関節可動域とパフォーマンスの関係に関する一般的な知見

  • クライミングにおける柔軟性トレーニングに関する情報

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