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クライミングの週間練習メニューの組み方|週単位で考えるトレーニング計画

9月26日
読了時間: 5分

更新日:6 日前

「なんとなくジムに通って、なんとなく登って帰る」——ある程度クライミングに慣れてくると、こうした習慣化された練習に物足りなさを感じ始める人が増えてきます。上達を実感できないとき、その原因は練習量ではなく、練習メニューの組み方にあることが少なくありません。


技術練習、パワー強化、持久力トレーニング、そして休養。これらをバランスよく週単位で組み立てることで、闇雲に登るよりも効率的に上達を目指すことができます。この記事では、クライミングの週間トレーニング計画の立て方について解説します。


週間のクライミング練習メニューを計画しているクライマー

なぜ練習メニューを「計画的に」組むべきなのか


毎回同じような練習を繰り返していると、以下のような弊害が起こりやすくなります。


  • 得意な部分ばかり伸び、苦手な部分がいつまでも改善されない

  • パワー系のトレーニングばかりで、持久力が育たない(またはその逆)

  • 休養が計画に組み込まれず、疲労が蓄積してオーバートレーニングに陥る

  • 「今日は何を意識するか」が曖昧なまま、なんとなく登って終わる


週単位で要素をバランスよく配分することで、これらの弊害を避け、限られた練習時間を効率的に使うことができます。


トレーニングの4つの要素


トレーニングの4要素のバランスを示す図

週間メニューを組む際は、以下の4つの要素を意識しましょう。


クライミングの技術練習・パワー強化・持久力トレーニング・休養の内容と目的をまとめた表

これら4つの要素をどう配分するかによって、週間メニューの構成が変わってきます。


クライミングの週間練習メニュー|トレーニング計画の一例


週間のトレーニングスケジュールを立てるクライマー

以下は、週3〜4回クライミングを行う場合の一例です。あくまで参考として、自分の生活リズムや目的に合わせて調整してください。


クライミングの週間練習メニューの組み方|週単位で考えるトレーニング計画

この配分はあくまで一例であり、自分の目的(グレードアップを目指す、持久力を伸ばしたい、など)に応じてウェイトを変えていくことが大切です。


目的別:メニューの重み付けの考え方


目的に応じてトレーニングメニューを調整するクライマー

グレードアップを重視したい場合


  • パワー強化・技術練習の比重を高める

  • 週1回程度、限界グレードへの集中的なトライの日を設ける


持久力・スタミナを伸ばしたい場合


  • 持久力トレーニングの頻度を増やす

  • 長いルートや、複数課題を連続でこなすセッションを取り入れる


怪我からの復帰期・オーバートレーニング気味の場合


  • 休養の比重を大きく増やす

  • 技術練習など、負荷の軽いメニューを中心に組む


自分が今、何を最も必要としているかを見極めた上で、4つの要素の配分を調整していきましょう。


練習メニューを組む際の注意点


  • パワー系のトレーニングを連日行わない:回復が追いつかず、怪我のリスクが高まります。

  • 休養日を「予備日」扱いにしない:計画的に組み込み、必ず確保しましょう。

  • 技術練習を軽視しない:パワーや持久力に比べて地味に感じられますが、効率的な登り方の土台になります。

  • 体調や疲労度に応じて柔軟に調整する:計画通りに進めることにこだわりすぎず、体のサインを優先しましょう。


メニューを継続するための工夫


トレーニングメニューの記録をつけるクライマー

  • 練習内容や体調を簡単に記録し、振り返れるようにしておく

  • 数週間〜1ヶ月単位で、メニューの配分が自分に合っているか見直す

  • うまくいかない週があっても、翌週で調整すればよいと考え、柔軟に運用する

  • 一人で計画を立てるのが難しい場合、経験者やコーチに相談するのも一つの方法


まとめ


クライミングの上達を効率的に目指すには、技術練習・パワー強化・持久力トレーニング・休養という4つの要素を、週単位でバランスよく組み合わせることが大切です。目的に応じてそれぞれの比重を調整しながら、無理のない計画を立てましょう。計画通りに進まない週があっても問題ありません。継続的に振り返り、調整を重ねていくことが、長期的な上達につながります。


よくある質問(FAQ)


Q. 週に何回クライミングをするのが理想ですか?

A. 目的や体力によって異なりますが、週2〜4回程度を目安に、休養日を適切に組み込むケースが多く見られます。


Q. パワー強化と持久力トレーニングは同じ日に行っても大丈夫ですか?

A. 可能ですが、両方を高強度で行うと疲労が大きくなりすぎることがあります。どちらかを主、もう片方を軽めにするなどの調整がおすすめです。


Q. 練習メニューを組んでも、その通りにできないことが多いです。

A. 計画通りにいかないのは自然なことです。体調や生活の都合に応じて柔軟に調整し、完璧を求めすぎないようにしましょう。


Q. 技術練習はどのように行えばいいですか?

A. 易しい課題で、あえてゆっくり登りながら足の使い方やオブザベーションを意識する、といった練習方法がおすすめです。


Q. 初心者でも週間計画を立てた方がいいですか?

A. 初心者のうちから厳密な計画を立てる必要はありませんが、「休養日を作る」という意識だけは早い段階から持っておくとよいでしょう。


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参考情報


本記事の内容は、以下のような分野の一般的な情報を参考にしています。


  • スポーツトレーニング理論における負荷配分と回復の考え方に関する一般的な知見

  • クライミング指導における週間トレーニング計画の立て方に関する専門家・コーチの見解

  • オーバートレーニング予防に関するスポーツ医学的な情報

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