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クライミング前のカフェイン摂取は効果的?メリットと注意点を徹底解説

更新日:8月8日

「トライ前にコーヒーを飲むと調子が良い気がする」——そんな感覚を持つクライマーは少なくありません。実際、カフェインには集中力やパフォーマンスを高める効果が科学的にも報告されています。しかし摂り方やタイミングを間違えると、手の震えや利尿作用などデメリットになることも。


この記事では、クライミング前のカフェイン摂取について、メリットと注意点を分かりやすく解説します。

クライミング前にコーヒーを飲む人の手元、カフェインとパフォーマンスのイメージ画像

カフェインがクライミングパフォーマンスに与えるメリット

カフェインは中枢神経を刺激する作用があり、摂取することで覚醒度や集中力が高まりやすくなります。クライミングは一瞬の判断とムーブの精度が求められるスポーツのため、この覚醒効果がプラスに働く場面が多くあります。

主なメリットは次の通りです。

・集中力・覚醒度が高まり、ムーブの判断がしやすくなる

・疲労感を感じにくくなり、長時間のセッションでも粘りやすい

・筋肉の出力が高まりやすく、パワームーブで力を発揮しやすい

・交感神経が優位になり、トライへの気持ちの切り替えがしやすくなる

これらの効果から、コンペや外岩でのプロジェクトなど「ここぞ」というトライの前にカフェインを取り入れるクライマーも多く見られます。

カフェイン摂取後に集中してトライに臨むクライマーの様子

カフェイン摂取の適切なタイミングと量

カフェインの効果を実感しやすいタイミングは、摂取してから体内で吸収が進む「摂取後30〜60分後」が目安とされています。トライの直前ではなく、少し時間の余裕を持って摂取するのがポイントです。

摂取タイミング

目的

トライの30〜60分前

集中力・覚醒度を高めたいとき

セッション中盤

疲労感を抑えたいとき

就寝前

摂取は避ける(睡眠の質低下につながる)

摂取量については、一般的に体重1kgあたり3〜6mg程度が運動パフォーマンス向上に関する研究で報告されていますが、カフェインへの感受性には個人差が大きいため、自分の体調やカフェイン耐性に合わせて調整することが大切です。まずは少量から試し、体の反応を確認するのがおすすめです。

カフェインを含む飲み物の比較イメージ

カフェインを多く含む飲み物の目安

飲み物

カフェイン含有量の目安(100ml)

ドリップコーヒー

約60mg

エナジードリンク

約30〜50mg

緑茶

約20mg

紅茶

約15〜30mg

エナジードリンクは糖分も多く含まれる場合があるため、摂取量が増えすぎないよう表示を確認しながら選ぶことが大切です。

カフェイン摂取と合わせて水分補給をするクライマーの様子

カフェイン摂取の注意点・デメリット

カフェインはメリットだけでなく、摂り方によってはパフォーマンスの低下や体調不良につながることもあります。特に次のような点には注意が必要です。

・摂りすぎると手の震え・動悸が起こり、繊細なムーブがしにくくなる

・利尿作用により脱水気味になりやすく、外岩や長時間のセッションでは水分補給を意識する必要がある

・空腹時に摂取すると胃への負担が大きくなりやすい

・摂取のタイミングが遅いと、睡眠の質が下がり翌日以降の回復に影響する

・普段からカフェインを摂り慣れていない人は、少量でも動悸や不安感が出やすい

特に「手の震え」は、繊細なホールディングや保持力が求められるクライミングにおいて、直接的にパフォーマンスを下げる要因になり得ます。自分のカフェイン耐性を把握したうえで、量とタイミングを調整することが重要です。

カフェイン摂取後の体調変化を気にするクライマーの様子

カフェインと自律神経の関係

カフェインは交感神経を刺激する作用があるため、摂りすぎると緊張状態が続きやすくなり、リラックスが必要な休憩時間にも心拍数が下がりにくくなることがあります。トライとトライの間でしっかり回復したい場合は、休憩中は深い呼吸を意識するなど、交感神経の高ぶりを落ち着けるケアを合わせて行うのがおすすめです。

カフェイン摂取後に休憩でリラックスするクライマーの様子

まとめ

カフェインは集中力や筋出力を高め、クライミングパフォーマンスにプラスに働く可能性がある一方で、摂りすぎると手の震えや脱水、睡眠の質低下といったデメリットも伴います。摂取タイミングは「トライの30〜60分前」を目安にし、自分の体質に合わせて量を調整することが大切です。水分補給や休憩中のリラックスも合わせて意識することで、カフェインの効果をより活かしやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. クライミング前は何を飲めばいい?

A. コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物は、集中力を高めたいときの選択肢の一つです。ただし摂りすぎには注意し、水分補給も忘れずに行いましょう。

Q. カフェインを摂ると手が震えるのはなぜ?

A. カフェインは中枢神経を刺激するため、摂取量が多いと手の震えや動悸が起こることがあります。自分のカフェイン耐性を超えないよう量を調整することが大切です。

Q. エナジードリンクとコーヒー、どちらがいい?

A. どちらもカフェインを含みますが、エナジードリンクは糖分量が多い場合があるため、含有量を確認しながら自分に合った方を選ぶとよいでしょう。

Q. カフェインを摂るタイミングはいつがベスト?

A. 摂取後30〜60分ほどで効果を感じやすいとされているため、トライの直前ではなく少し余裕を持って摂取するのがおすすめです。

Q. 就寝前にカフェインを摂っても大丈夫?

A. 就寝前のカフェイン摂取は睡眠の質を下げる可能性があるため、避けるのが望ましいとされています。翌日の回復にも影響するため注意しましょう。

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参考情報

・カフェインの運動パフォーマンスへの影響については、スポーツ栄養学分野で広く報告されている一般的な知見を参考にしています

・カフェインの摂取量目安については、栄養学・生理学分野の一般的な情報を参考にしています

・カフェインと睡眠・自律神経の関係については、生理学分野の一般的な知見を参考にしています



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